大学や研究機関との共同開発を支援
研究開発プロジェクトの企画から、パートナー探し、提携、実施、本社内の組織づくりまでバックアップ支援いたします
インドには1200社以上のインド国外企業のR&Dセンター(研究所)が存在します*。高度IT人材、医療・化学はじめ研究分野での優秀な人材がインド国内に多く存在し、理工系の学部と修士の学生数は、900万人以上。例えば日立、NEC、富士通、ソニー、NTTデータ、ダイキンなどの日本企業は、インドをグローバル戦略上で重要な研究開発拠点として位置付けて、自社の研究所を設立しています。最近では、日本本社内のDXをインドに設けた自社拠点で支援する小売業、日本向けプロダクト開発を行うチームを新たにインドに置いたIT企業など、日本企業の事例も増えています。
一方で、インドの大学との共同研究はインド側の関心も高く、海外企業から注目を浴びています。日本ではJETRO等の活動支援も後押しとなり、日本企業の研究部門によるインドへの関心が年々高まっています。大学との共同開発は、企業内の研究部門のグローバル化や、提携先の大学での企業の認知度や信頼性の向上に貢献して人材確保に有利になるというメリットもあります。現地のバイオ系の研究機関との共同開発を推進する日本企業も出始めています。
現場の課題は、現地の研究パートナー候補の見極めや日本の本社内の組織づくりです。多くの日本企業が注目しているインドの最高学府であるIIT(インド工科大学)のような高等教育機関のパートナーとは、中長期的なビジョンの共有も必須です。同時に、研究過程での外部要因の変化や研究の方向性の変更への柔軟な対応も求められます。弊社メンバーの多くは、グローバル企業の研究部門での勤務や、同部との社内連携で事業展開を推進した経験があります。そして、インド現地でのIITの事務局や研究室とのつながり、人材を含めた研究所設立のための体制づくりに長けたパートナーとのネットワークも持っています。企業の核となる研究開発の成功のために、あらゆる支援を惜しみません。
*インドにおける R&D の概況 2019年版/ JETRO
支援サービス例
戦略の策定:研究領域の確定、エコシステムの企画
パートナー発掘:大学、研究機関、スタートアップ等の調査、選定
エコシステム確立:専門分野の調査、ベンチマーキング、産業分野でのモデル
研究開発の実施:人材発掘、ビジョン共有、プロセス管理、コミュニケーション
体制構築:現地の業界アドバイザーや研究者のリクルーティング、社内体制の設計
CSR:大学や公的研究機関との連携、寄付講座の開設